季節の特別企画 「森と蛍の夕べ」

2009年7月11日(土)
闇が近づいてくる時のあの色の移り変わり、気配、香り・・・それは普段、私たちが日常生活を営む上で、あまり体験できないもので溢れている世界かもしれません。
夕暮れ時は、鳥たちも一日の最後に太陽を見送るかのように歌い合い、徐々に近づく夜の闇が、草木に静寂を、夜行性動物に躍動感を運んできます。 私個人としては、森が夜を迎える瞬間がとても好きです。
裏高尾では、6月下旬が蛍の見ごろですが、せっかくなのでもっと森深い沢沿いの、私たちのとっておきの場所へ。 そこでの見ごろは半月ぐらい遅れ込みますが、こればかりは自然のなせる技なので、蛍が見られるかどうかは賭けのようなもの。 そして、ごくごく少人数の方々を募って出かけました。
様々な発見や森の命との触れ合いがあり、例えば、モリアオガエルの卵とオタマジャクシの知恵、小さな骨の残骸、ヒミズを運ぶ虫たちの行進、闇の中で発光するキノコなどなど・・・皆さん子どものような瞳で一つ一つの出会いを楽しんでいられたのが印象的でした。
次第に暗くなってゆく森。 自然と声も小さくなります。 沢沿いの闇の中に、幻想的に光る蛍たち。 今年も出会えました。
その灯の優しさといったら・・・。 言葉にならないものがそれぞれの中に広がっていたように思えます。
「真っ暗な森を,明かりもなしに歩くのなんて初めて」とおっしゃった方もいらっしゃいましたが、怖がることもなく、むしろその闇を楽しんでいらっしゃったようでした。
それにしてもホタルたちとの距離が近い! 気づくと足元にいたりして、私たちの歩く道のりを照らしてくれているかのようでもありました。
そして、森の闇に目が慣れた頃に見る人工光が、いかに眩しく感じるか、ことに森の中で懐中電灯の光が、いかに不自然であり、逆に いかに「怖さ」さえあおるものであるかを感じられた方もいらしたようでした。
・・・沢山の出会いと学びをありがとう。
そしてその後行われた 「つきのわぐま」初のラフ会も、とても楽しいひと時となりました。夜遅くまでお付き合いいただき、皆さん、本当にありがとう!
今回、募集後すぐに定員に達してしまい、残念ながら「また来年」とお返事させていただいた多くの方々、本当に申し訳ございませんでした。 これからも季節の森散歩は企画していきますので、森でお会いできることを楽しみにしています。
Coo
















