ネイティヴ・アメリカン流 サバイバルキャンプ
「大地の子どもたち」 ~部族として過ごす3日間~
2009年10月10~12日(土・日・月)
Ken&Cooがいつも学ばせていただいている WILD AND NATIVE Nature School(通称WAN)のTAKUちゃんこと、川口 拓氏とのコラボ企画!
というわけで、普段ネイティヴアメリカンの教えを伝えているTAKUちゃんには、サバイバル術を。 森林インストラクターでもあるるのKenちゃんには植物のことを。 「いろいろパレット」でフリープログラム森冒険を展開しているCooは子どもたちと森の繋がりを縮めるサポートを。 ・・・・そんな役割な3日間。 はてさて、どんな物好きな子たちが集まったのでしょうか・・・
台風一過の晴天!・・・のはずでした・・・。 ところが、雲行きが怪しい初日のスタート。 集まりし10名の子どもたち。 都内や遠くは愛知から、実に個性的な面々が揃ってくれました。 私たち13名の小さな部族生活の始まりです。
1日目: 雨の洗礼を受ける・・・
なーんて言ったら大げさですが、シェルターが出来上がったころに大雨・・・残念ながら外寝は断念。 でも、自分たちで作ったご飯はあまりにも美味しく、ご飯係だった子なんて、お米の味というものを初めて味わったかのように、白米だけで何杯もおかわりしていたほど。 醍醐味です。
夜・・・TAKUちゃんとKenちゃんがいない隙に、ある事件発生。 皆の夜を暖めるはずの焚き火を、遊びの中で消してしまいました。 男の子たちにはよくあることでしょう。 私はそれを止めるでもなく眺めていました。 少ししてハタと気付きます・・・「寒い」。 「Coo、寒いよ、火つけてよ」・・・。 やっと気づいたかと、「火の命」の話をしました。 火にだって命があることを。 息絶え絶えのちっちゃな命をかき集め、自分たちで火を復活させようと、必死になる子どもたち。 10人全員が初めて心を一つにした瞬間だった気がします。
結局火は消えてしまいましたが、「火熾し」への気持ちが高ぶり、次の日から始まるサバイバル生活に向けて、テンションがチョット上がった感じがしました。
そんなひと騒動の後、私たちを待っていたのは、「月の出」! 向こうの山が急に明るくなり、雲間から現れたお月さま! こんな感動他にない! と思っていると、そこに大きな流れ星が落ちました。 「視界を広くすると見つけやすいよ」なんて・・・。 大地と空とが繋がり、実に豊かなものを私たちの心に残してくれました。
2日目: 身をもって生きるとは・・・
みんな元気!・・・だったのは朝まで? 疲れも出てきて、サバイバルというものを身をもって感じる時が来ました!
中にはブータレ言い出す子も(笑)。 行動の一つ一つが、「食すために」という流れに自然となっていきます。 「生きる」ために「食す」、こんな時にしか感じられないなんて、本当はどうかしているわけですが、こんな時だからこそ、思う存分感じてもらいましょう!
つらい1日を乗り越えた夜には「帰りたくない」という声が上がり始めます。 そうね、こうしてずっと一緒にいたくなっちゃうね。
そして、念願のシェルターで就寝!!・・・した子と、しなかった子と(笑)
3日目: ギフトとは・・・
私は忘れることがないでしょう。 あの朝、森で目覚めた子どもたちの顔を・・・。 意外にも朝までぐっすり寝てしまった子たち。 寝袋があったとはいえ、気温5度を切る寒さ。 落ち葉の敷布団は暖かいのです。 目覚めた時、自分を囲う木々から差し込む木漏れ日を、実に静かに、ウットリと見つめていたあの瞳たち。 光を初めて見たかのような顔をしていました。 自然からギフトをもらったかのように、子どもたちは喜びに満ちていました。 野生動物の声で目覚めたことに、幸せを感じたと言った子もいました。 「朝までギブアップしなかった」ということも、特別な何かを、彼女たちの中に生んだようでした。
自然は私たちにギフトを常におくってくれています。 それを受け取ることができるかは、その人がそのことに気づけるかどうかなのかもしれません。 それは何も、森の中だけではありません。 都会の中にいても、常に大地は足元にあり、空は頭上にある。 あの3日間が過ぎ去った今、私たちはそれぞれの場所にいて、それぞれのものに囲まれています。 だけれども、私たちはあの森と繋がっているのです。 だから、あの月の出や流れ星を脳裏に映し出すことができる。 だから、あの木漏れ日の暖かさを感じることができる。 そして、私たちは離れていても、小さな部族。
またいつの日か、 あの木に会いに行こう。 また 一緒に笑おう。 また 一緒に言い合おう。 また 一緒に同じ時の流れを感じよう。
また森で会おう!
森よ、大地よ、空よ、ありがとう。 Coo




















