「いろいろパレット」 ~ちいさな冒険プログラム~
2009年11月8日(日) 「森の住人たち」
森のことを知りたければ森の住人に聞くこと。 というわけで、今回のテーマは「森の住人たち」。 といっても、いろいろパレットの小さな冒険の中では、毎回森の住人たちが先生です。 ですが今回は特に彼らの痕跡を意識して過ごしてみました。
Kenと私はこの森に引っ越してきて以来、トラッキング(簡単に言うと、痕跡を追うこと)に夢中でした。 数年前から、WILD AND NATIVE Nature Schoollで学ぶようになってから、更にトラッキングの虜になりました。 いろいろパレットで大切にしていることは、WILD AND NATIVEや森から学んだことが、色濃くベースになっています。
このようなテーマは、その時、その場所、そのメンバーだからこそ出会えるものがあるため、それがかえって冒険にワクワク度を増してくれます。
次々に発見に発見を重ねてゆく冒険隊。 そして情報収集。 これがビックリするほどの着眼点と、観察力なわけです。 ほんの短い距離を、何時間も心を弾ませて過ごせてしまうのです。
今回皆で口々に唱えていた言葉があります。 『~かな?』と『~かも』。 そう、何事も「断定しない」「決めつけない」ということです。 発見して疑問に思うことが、そのものを知る第1ステップだとするなら、記憶に刷り込むように観察することが第2ステップ。 そして自分で調べる。 例え、図鑑にその答えとなるものを見つけたとしても、それはあくまでもそのもののことを知る第3ステップにすぎません。 「自分のその目で実際に見て確かめたものしか信じるな。」ということを私たちは大切にしています。だから子どもたちの質問には質問で返し、その子なりの予想をたてられるように導くようにしています。
何かを知るということは、名前を知れば終わりではありません。 逆を返せば、名前なんて人間がつけたものにすぎません。 本当にそのものを知るためには、数え切れないほどのステップがあり、本当にその物を知りつくすなんて、本当は不可能なのかもしれません。 何故なら、本当に知りたいと思う時、疑問が疑問を生むものだからです。 その過程は果てしなく、だからこそ面白いわけです。
疑問は持ち続けること。 森に通えば通うほど、その疑問を解く鍵を必ず森はプレゼントしてくれます。 そして いつの日か、「あー!!そういうことだったんだーーー!!!」という感動が溢れ出すあの感覚を、冒険隊員たちにも感じてほしいと願っています。
冒険の途中で動物さんが誰かに食べられた遺体を見つけました。 「かわいそう」という言葉があがります。ですが、そこに集まる虫たちが私たちに命の循環を学ばせてくれました。
「食う」・「食われる」ということを森の住人を通して観察した後は、森を通して彼らの内面的感覚を体験してみる遊びを1つ。 「食う」「食われる」をベースラインにもつ生き物たち。 その感覚を「カエルとイタチとワシと」というゲームで疑似体験してみることに。 流れで思いついた即席ゲームでしたが、冒険隊員たちも私たちも、もう夢中!
ゲームとはいえ、子どもたちは自然と その動物のような仕草や行動をするので実に不思議です。 例えば、イタチ役の子は立ち上がって耳を立てるイタチ独特な姿勢を自然としていたり、痕跡を追っていたり・・・。 私は見ていて学ばされるものがありました。
とにかく、本当に本当に楽しい一日を過ごさせてもらいました。 これほど沢山の痕跡や森の住人たちに出会えたのも、冒険隊員の熱意に森が答えてくれたかのようでした。
本当に素敵な一日をありがとう! また森で会おう!
Coo




















