「いろいろパレット」 ~ちいさな冒険プログラム~
2009年12月20日(日) 「森の体温」
快晴の空。 肌をつつくほどのつめたい空気。 落ち葉が大地を覆い、人気も少なくなる季節。 それが森の冬。
冬至を目前にした日曜日。寒さにも負けない冒険隊員たちが集まってくれました。「子どもは風の子」 確かにそうなのかもしれないと思った一日となりました。
今回のテーマは「森の体温」。 実のところ、私が前もってテーマを決めたところで、子どもたちの発見や心の動きにあわせて冒険が進むため、果たしてどうなることやら…なのですが、毎回、冒険隊員たちは知ってか知らずか、テーマにピッタリの冒険ストーリーを自分たちで作り上げるかのように森冒険をしてくれます。
今回、この森冒険自体が、「いろいろパレット」史上最強と言えるほどといえるものだった気がします。というのも、子どもたちが選んだコースは、私も行ったことのない、道なき道だったからなのでした・・・。
あまりにも急な斜面を進んでいった冒険隊。 足元が滑って、みんな土だらけ。・・・ということは・・・大地がずり剥けてしまうということでもあります。落ち葉が大地を暖かく覆っていたところを、露出させながら進む。 人が森に入り、このようなルートを歩くと、これはごく当たり前のことなのですが、「いろいろパレット」の小さな冒険隊は、ちょっと違いました。
山道を棒を片手に歩く。杖?・・・いえいえ、違うのです。 前を歩く仲間の痕跡を消しつつ、大地のお布団をかけなおしながら冒険隊は進みます。 そんな遊び、すぐに飽きてしまうかと思いきや、森を出るまで自然とそれは続きました。 優しくもたくましい森の歩き方でした。 そのような歩き方をしていたからでしょうか・・・今回、沢山の巣穴や痕跡を見つけることが出来たのでした。
ちょっと休憩のため、日向ぼっこできる場所で落ち葉の上に座ると、みんな自然と寝ころび始めました。 「あぁ~ きっもちいぃ~!!!」 そりゃぁそうです。 落ち葉は森の、そして大地の、もっといえば地球のお布団だね~・・・なんて声も。 「大地の窓」というアクティヴィティを始めるきっかけが自然と生まれました。 落ち葉の布団に包まれて、それぞれ何を見、どんな香りをかぎ、何を感じたのでしょうか。
自然と始まった「森のいろ探し」遊び。 最後に「虹色!」というお題を出すと、みんなウロウロ探しに散らばったものの、再び集まり、「虹が空にかかってないもん」と言いました。 するとある女の子が言いました。 「森そのものが虹色だよね」
子どもたちの中に映っている森は、とても豊かなのだなぁと感じた瞬間でした。 今年最後のパレットで、なんだか特別な何かを冒険隊員のみんなからプレゼントされた想いでいっぱいです。
「ったっのしぃーーーーー!!!」 「すんげーーー たのしすぎーーー!!!」
そんな声が何度も何度も繰り返し森に響いた帰り道。 来年も子どもたちの喜びあふれた歓声と笑顔、真剣なまなざしに沢山出会えますように。
いっぱい笑って、いっぱいワクワクして、時には思いっきり泣いて、時には思いっきり言い合って・・・ これからもずっと、子どもたちと一緒にこの森で過ごしていけますように。
冒険隊員のみんな、本当に楽しい一日をありがとう。 Cooはねぇ、皆のことが本当に大好きよ。また冒険に出かけよう!
最後に・・・ 森よ ありがとう。 あなたの体温は冷たさの中にも暖かさがあって、私はそこにいるだけで幸せです。
Coo
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