「いろいろパレット」 ~ちいさな冒険プログラム~
2010年5月8日(土) 季節の特別企画 「野草~食すということ~」
木漏れ日まぶしい季節が今年もやってきました。 春と夏の合間で力いっぱい息づいている野草たち。 そんな彼らを体いっぱい感じるこの特別企画となりました。
「自分たちの食べるものは、自分たちの手で!」を合言葉に冒険です。 今回初めて参加の子も多く、平均年齢も低め。 でもさすが冒険隊員たち。 そのずば抜けた行動力と集中力には感動! 「この子たち、やりおる!!」 何だか嬉しくなっちゃいますよね、そういう逞しさ。 都会っ子? いえいえ、あなどることなかれ!です。 楽しければ子どもたちは自然とそうなるものです。 それが子どもたちの生きるパワーなのでしょう。
この季節は様々な野草が食べごろを迎えています。「食べごろ」というのは、言葉を変えていえば、「最もエネルギーに満ちている」とも言えるかもしれません。 その中でも、食べやすくて子どもたちにも見分けやすいものを前もって選んでおきました。 調理に必要な部位のサンプルを切り株に並べ、 「この子たちのことを、形や香り手触りとか全部、よーく覚えて、これからこの子たちの家族を探しに行くよ!」 これは、私が幼い頃、母と良くしていた遊びでもあります。特徴がわからなくなったら、その都度切り株に戻り、細部を確かめ、「この子だ!」と自信を持って言えるまでそれを繰り返します。 そして「正解!」の言葉をもらって初めて、必要な分だけを摘み頂く。
「名前はとりあえず重要じゃないからね」という私の言葉に、皆応えるかのように冒険隊の皆は観察を繰り返していました。 そして採取していく中で、お目当ての野草を見つけた子が、「こっちにいたよ=!」と離れたところにいる子たちに教え合ううちに、「何がいるの=!?」となっていく・・・そして、その名前を知っている子が、知らない子に教えてあげる・・・それがみんなの合言葉になっていく・・・。名前がわからない時は、その特徴を捉えた自分たちなりの名前を付けちゃえばいい。 その方が確実で忘れないものです。
自然と生まれるこんな植物の学び方。私がこの方法で植物を覚えたということもありますが、これが子どもたちにとっては一番自然で有効な方法の気がします。 実際、植物を全く知らなかった子たちも、一日の終わりには、「葉っぱの裏が白くて柔らかいヨモギはチョット苦かったねー」 といった具合に実体験だけでしか語れない、自分なりの表現で言い合ってました。 野草との自分なりの関係がそこに生まれているように感じずには居られませんでした。
今回、「お昼御飯食べられなくて、おなかぺっこぺこー」・・・というオチを期待していらしたお家の方もいらしたようでしたが(笑)、子どもたちの頑張りのおかげで、お腹いっぱい! 私も含め、お腹がすき過ぎてヘコタレテいたのがウソのように、冒険の終わりにはスタート時よりももっと元気な笑顔になっていました。 それこそ、野草さんたちのエネルギーをもらったからですね。 そして気づけば、知らない子同士が、ずっと前から知っている者同士のように仲良くなっている・・・そんなものです。
「食すということ」・・・それは命をいただくということ。 「いただきます」は「命をいただきます」ということでもあり、「ごちそうさま」は「ごちそうをありがとう」という意味でもあるということ。 その話を聞く時のみんなの真剣な眼差しが今も忘れられません。
今改めて一日を振り返ってみても、言葉では語りきれないほど、私たちにとっても本当に本当に楽しい一日として心に残っています。 記憶に残る回となりました。 それは、森と野草とそれを育ててくれているものたちと、そして何よりも、イチイチ可愛く愛おしい冒険隊の皆の存在のおかげです。
そしておうちの方々・・・思い切って冒険に参加させてくださり、本当にありがとうございます。 パレット冒険は子どものみの参加のため、ご不安な点も多々あったと思います。 ですが、「子どもたちの冒険」における意味をご理解いただけたこと、本当に感謝です。 お子さま方の体験を通じて、おうちの方々にも何かが届くことを願っています。
みんなみんな、心からありがとう。
また森で。
Coo



























