季節の特別企画 「Blue Moon Walk」~月明かりで歩く満月散歩~

2010年3月30日(火)
Blue Moon ・・・ 一か月のうちに2回満月がある時の、2回目の満月のことをこう呼びます。 英語で "Once in a blue moon"とは、「めったにないこと」を指し、「特別なこと」も意味します。
Blue Moonは、3~5年に一度と言われていますが、2010年は満月に始まったため、1月にもみられた、あの大きく美しいBlue Moonの記憶がまだ新しいまま、これが今年2回目のBlue Moonとなったわけです。 黒猫のヤブを拾った際に、そのきょうだいと思われるもう一匹をもらってくれた友人がいます。 彼女のリクエストで、今回の企画が実現したのでした。
夕暮れ前に集合。 春の花が足元で咲く横を進み、次第に西の空が色づき始めると、東の空から夜の闇が包み込み始めました。 鳥も巣に帰り、静まって行きます。
そんな中、私たちは途中何度となく空を確認しながら、心ワクワクお月見スポットへ。 「ここで待ちましょう」とも伝えていないのに、笹野原になっているその場所で、自然と月の出をみんなで待っていました。 皆さんそれは静かに静かに待っていました。 フクロウさんの声が聞こえたり、森の住人たちの気配を感じながら。
出会えました、 Blue Moon。 突然雲が明るくなりだし、水墨画の筆感のような繊細なラインを纏った満月が顔を出しました。 満月のような満面の笑顔。 時を忘れ眺めていました。
月を見る為に用意されたのように横たわっていた倒木に腰をかけ、みんなで「満月酒」でBlue Moonに乾杯。 去年の新月に採取した満月と太陽をイメージさせる薬草を、満月の日に仕込み終えた、Cooお手製の発酵酒。 熟成されて、薫り高き味をご堪能いただけ、「おいしーー!」のお言葉、沢山いただきました。その他、桜のおまんじゅうも。 参加者の方々からも差し入れを頂き、美味しかった~!
お月さまの光だけで本が読めるというのは、本当です。 月明かりで自分の影ができ、アオキの葉が月光を浴びて暗闇に浮かび上がる。 杉林の合間を手を差し伸べてくれているかのように差し込む月明かり。 満月の夜は、月の明かりだけで十分に歩けるものです。
月のあたたかさを布団代わりに極寒の地で眠る部族の話があります。 実際に月明かりは暖かいのですが、それは言葉では伝えられません。今回参加してくださった方で、「本当だ!あったかい!」と気づかれ、感動された方もいらっしゃいました。 私たちにとっても嬉しいことでした。
とても静かな森の中で、落ち葉の大地に寝ころび、月光浴。 これ以上に贅沢なことってあるでしょうか? 毎日、一日の終わりをこのような心の面持ちで迎えられる自分でありますようにと願った夜となりました。
「地球が泣いている」と人々は言います。 では自分たちに何ができるのでしょうか。
空を見上げませんか? それぞれの場所から、それぞれの想いで、空を眺めましょう。 そして心の深いところから湧き出る優しくも暖かな月光のようなものを大切に出来るなら、何かが少しずつ変わるかもしれません。 月に限らず、一本の木に対してでもいい。 蟻一匹でもいい。 まずは目を向けるということ。 そして、その温度に触れてみることから始まる何かがあると私は信じています。 そこから生まれる個々の行動こそが何かを生む気がしています。
今回想像以上に素敵な会となったのは、参加してくれた皆さんの存在の仕方の素敵さからでしょう。 ありがとう。 夜の森、森の住人たち、そして何よりもBlue Moonにありがとう。
また一緒に空をみあげましょう。
Coo






