「いろいろパレット」 ~ちいさな冒険プログラム~
2010年4月3日(土) 「春いろ集」
春です。 この森にも再び春がやってきました。 暖かな陽だまり、チッチャク可愛い花々、コロコロの虫さんたち、まだ冷たい沢の水、そこに反射する優しい光・・・ 雪が多かった冬を越え、純粋に全てが愛おしく想える季節です。 さぁ、顔なじみのメンバーが集まったら、ヤマザクラが咲きほころぶ森での一日の始まりです。
今回のテーマは「春いろ集め」。 どこを向いても春の「いろいろ」で溢れています。 山をズンズン進むだけではないのがパレットの森冒険です。 今回、より多くの感覚をフルに使って森を歩けるヒントとなるように、「春いろ集め」カードを携えて歩きました。 あたたかなもの、いいかおりのもの、やさしいもの、不思議な音のするもの・・・などなど、20項目について発見したものを記入しながら歩く森冒険。 一日の終わりには、カードが発見で埋まっていました。 写真をご覧ください。 子どもたちが一日の小さな冒険を通して集めた「春いろ」の豊かさを感じていただけるのではないでしょうか。
「いろいろパレット」もお陰様で3度目の春を迎えました。 初回の冒険とは形態が随分変わったと改めて思います。 ですが、今も変わらずに想うことがあります。 森は子どもたちにとって、全てが揃っている場所なんだなということ。 沢で自然と始まった葉っぱ流しの遊び、倒木の上を歩いてバランス遊び、枝を楽器に音楽を楽しみ踊り、森の住人の巣穴を見つけてはドキドキし、綺麗な羽や葉っぱを見つけては宝物にし、坂道で転がっては大笑いし、それぞれの友だちの木に再会しては優しく微笑み・・・。 こんな「本当の遊び」を深いところで知っている子どもたちは、たくましさの中に優しさを持っている気がします。そして、瞳に独特な輝きを持っています。
改めて振り返ってみると、「いろいろパレット」の冒険も、今では形式にとらわれないものとなり、「冒険」らしくなってきたと思います。 「ただ森で遊んでいるだけ」と映るかもしれません。 でも自然の中においては、この「ただ遊んでいるだけ」というのが、なんだかとても大切に想えるのです。
「いろいろパレット」は、これからも子どもたちと一緒に変化し続けることでしょう。 そして、いつまでも初心を忘れず、子どもたちの本物の笑顔が溢れる冒険にしていきたいと思っています。
今回、とても心に残ったシーンがいくつもありました。 子どもたちは自分たちの痕跡を出来るだけ残さないように、お昼休みに寝ころんだ場所や、自分が滑り落ちた場所の落ち葉をそっと戻していたり、低木などに引っかかった木の枝を何気なく外して大地においてあげたり・・・そんな逞しくもやさしい冒険隊員たちの姿が、私たちの視界の片隅で沢山見受けられました。そんな優しい行動を、ごくごく自然にしている子どもたち。 何かがほんの少しずつ、変わりだしている気がしたのは私だけではないはず。 きっと、この森も気づいていた、そう感じた一日でした。
みんな、ありがとう。 森よ、ありがとう。 またね。
Coo






























